ムダ毛を自己処理するアイテムではT字カミソリや脱毛クリームが根強い人気ですが、これらが肌にとって大きな負担になることはみなさんも薄々感じている事と思います。
脱毛機器を扱う美容メーカーであるレナード株式会社の企業YouTuberを経て、YouTuberとして独立した「のべちゃん」が指摘する、自己処理の「よくある間違い」とおすすめの正しい処理法を紹介します。
毛の自己処理でやりがちな「間違い」とは?
ボディソープを使って、T字のカミソリで処理するのは本当に今すぐやめてほしいです! 一説によると、T字カミソリは1回の使用でラップ1枚分くらいの角質を削っているとも言われています。角質層には天然保湿因子(NMF)やセラミドなどの保湿成分があるのですが、T字のカミソリを使うということは、それらを剥がしちゃうということ。つまり、肌が乾燥しやすくなってしまうんです。
それから最近人気の、除毛クリームも実は要注意アイテム。塗って拭き取るだけなので楽なのですが、除毛クリームってタンパク質を溶かす薬のようなものです。タンパク質である毛が溶けるよう作られていますが、肌もタンパク質。
つまり、肌の角質も取れるので、1回くらいの使用だと肌がツルッとして「めっちゃいいじゃん!」と思いがちなのですが、ターンオーバーより早く除毛クリームで肌を削ることを繰り返していると、肌が乾燥しやすくなったり、赤みやかゆみが出てくることもあります。
全身「顔用電動シェーバー」で処理するのがおすすめ
一番は、やっぱり自己処理をする必要のない肌を脱毛で作ることなんですが、それが難しくて自分で処理をするなら、全身「顔用の電動シェーバー」を使って毛をカットするのがおすすめです。多くの脱毛サロンでも、処理をお手伝いするときは全身に顔用電動シェーバーを使います。
室内だと毛が散らばって掃除が面倒なので、お風呂場で体を濡らす前にそるのが楽でおすすめです。濡れた状態でそったり、クリームをつけたりするのも、毛が倒れてうまくそれない原因になるので「濡らす前」というのが鉄則ですよ。
電動シェーバーはT字カミソリの原理とは違って、重なり合った2つの刃が振動で動くことで、ハサミの要領で毛をカットしていく仕様なんです。なので、カミソリよりも肌を削る心配がありません。その分深ぞりはできませんが、肌を削らないので乾燥のリスクを減らすことができます。顔用シェーバーを買うなら、パナソニックの「フェリエ」がおすすめ! いろんなサロンで使っているアイテムです。
そるときは斜め45度に当てるのがコツ
なるべくチクッとさせないコツは、刃を肌に対して斜め45度にあてること。短い毛であれば、逆ぞりしても大丈夫です。ワキやVIOなどの長めの毛は、一旦、毛の流れに沿ってカットしてから逆ぞりすると負担なくそることができます。
自分ではよく見えないため処理しにくい「Iゾーン」と「Oゾーン」はコツが必要です。Iゾーンをそるときは、ちょっと恥ずかしいかもですが、目の前に鏡を置いて体育座りのような姿勢を取り、鏡を見ながら処理がやりやすいと思います(笑)。Oゾーンは、イスなどに足をかけた状態になるとそりやすくておすすめです。
ツルツルになったのが嬉しくても、手でスリスリはNG
自己処理による肌トラブルを防ぐためには「肌を清潔に保つこと」と「保湿ケア」が大事! 電動シェーバーは使用後に消毒をして、それなくなったら替え刃をしましょう。面倒ではありますが、定期的に分解して、中の毛を取り除くことも大切です。
また、毛を処理した後、ツルツルになったのが嬉しくて手でスリスリ触ってしまう方がいるのですが、これも実はよくないんですよ!私たちの手には常在菌が付いていて、その菌が毛穴に入って炎症を起こすことがあるためです。肌への負担を減らすために、なるべく自己処理の回数を減らすこともおすすめします。
体の保湿ケア、ボディクリームの前に化粧水を
顔をケアするときって、化粧水を塗ってから美容液や乳液を塗りますよね。体も同じで、最初に化粧水で潤いを与えてから、クリームやオイルでフタをしてあげてください。
VIOも、同じ方法で保湿してあげれば大丈夫。黒ずみが気になるときは専用クリームを使うのもいいですが、ホルモンバランスによって黒ずんでいることもあるので気にしすぎなくて大丈夫です。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200412-00994196-jspa-life