子供がスマホを持つ今、デメリットを最小限に抑えてメリットを最大限に生かす方法を考える

スマホを子供が持つ時代というけれどそんな大げさな、と思うかもしれませんがあながちこの表現は間違ってはいません。
未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査2018によると、なんらかの携帯端末を所持する未成年(10-18歳)のうち、なんと9割がスマホを持っているそうです。
また、小学生のケースだと7割がスマホ所持者と、スマホを持ち始める層の低年齢化が見受けられます。

世間では、スマホを持たせたことによるデメリットばかりがピックアップされがちですが、もちろんデメリットばかりではありません。
ここでは、普段はあまり耳に入ってくることのない”メリット”について紹介します。

 

子どもがスマホを持つメリット

スマホを持たせたことによってどんな良いことがあるのでしょうか。

 

1. 親子の交流が盛んになる

acworksさんによる写真ACからの写真

使い方によっては親子のコミュニケーションを円滑にする手立てとしてスマホが活躍します。

例えば、子供が遊んでいるメディアについて話すと、親子の会話が豊かになるかもしれません。同じ趣味を見つけた感じですね。
また、家族でLINEグループを作ったりすることが最近は多いみたいです。

そして何より親御さんにとって安心なのが、スマホがあることによってお子さんの安全を確認できることではないでしょうか。スマホではGPSなど見守り機能に加え、簡単にメッセージをすることができます。
塾や部活の送迎時間やお子さんの帰宅時間をリアルタイムで確認ができることにより、帰り道に何かあったんじゃないかという心配やコミュニケーションの行き違いを軽減できるでしょう。

 

2. 学習効果が期待できる

スマホを子どもに持たせてから成績が下がった…とよく聞きますが、スマホがもたらす学習効果はご存知ですか?
子どものメディア専門家Sara Dewittによると、デジタルデバイスは教育・学習を阻害すると一般的に考えられていますが統一試験よりも子供の認知学習を高めることができるみたいです。

また、デジタルデバイスを使う方が勉強が楽しいというお子さんも多いですよね。実際に、口頭でいくら教えても身につかなかった正しいハミガキの仕方などの習慣がデジタルデバイスの使用で子どもが積極的に学ぶようになったというケースもあります。

将来的にもスマホが使いこなせることは大学で教授と連絡を取り合ったり、調べ物をしたりする時にスマートにスムーズにできるので応用的な学習にさしかかった時に役に立ちます。

 

3. 子ども同士の交流

實悠希さんによる写真ACからの写真

近年のスマホ児童、特にスマホ所持率が高くなる年代の特徴はLINEなどの無料通話アプリやSNSを通じて交流をしている点ではないでしょうか。

いつでもどこでもどこへでもメッセージや通話ができるSkype・Facebook・LINEなどを使い、国境を越えて子どもたちは交流しています。
スマホなどのデジタルデバイスは一番身近な異文化交流の方法になっています。

また、スマホは多くの子供達が所持するような時代になったため日常的に子供達の間で使われるデバイスになりました。
このことから、スマホを持っていないと疎外感を感じたり、仲間はずれになってしまうのではないかという心配はあります。
スマホが子ども同士のコミュニケーションツールになっているため、利便性や即時性において劣っているメールや電話しか連絡手段がない場合にやはり交流関係、特に横のつながっりは構築しにくいのではないでしょうか。

 

4. 問題解決を瞬時にできる

himawariinさんによる写真ACからの写真

2番目に挙げた学習効果と少し似ていますが、気になったことをすぐに検索できることはスマホをつかう大きな利点の一つだと思います。

辞書や紙媒体を漁って知りたい情報を探し出すよりも大幅に時間短縮することが可能です。
すぐになんでも分かることに疑念を感じる方もいらっしゃることとは思いますが、スマホですぐに調べることで外国語のボキャブラリーの習得スピードがすごい速い友人を筆者は知っています。

 

5. その他

これはマイナーな意見ですが、スマホで子どもは自己管理を学ぶという見方もあります。
子供たちが自由な時間に何をするのか自分で選択をすることは、自信、時間管理、そして優先順位を理解し行動する能力を向上させるという考え方です。
要するに子どもに決定権を持たせることは自主性を育てますよ、ということですがこれは中学や高校などある程度物事の善悪がつく頃に適した方法かもしれません。

他にも最近は学校や部活の急な変更事項や連絡はスマホで、というケースがあるみたいです。
部活の日程調整などLINEでしたり、ツイッターとかで天候による休校を真っ先にアナウンスするところもちらほら見え始めました。

 

スマホ所持にはメリットと同じ数だけデメリットがあります。
デメリットを最小限にするために予防策を考えたり、逆にメリットを最大限活かす使い方を心がけたいですよね。
出典:https://poh.ngo/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B-%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%87%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88

子供がスマホを持つ今、デメリットを最小限に抑えてメリットを最大限に生かす方法を考える” への3件のフィードバック

  1. 後悔先に立たず のコメント:

    スマホは誰でも持つ時代。それを前提に考えるべき時が来たんでしょうね。

  2. 花畑 のコメント:

    学校は個人情報の観点から電話連絡網が廃止され、メールやホームページでの連絡になっていますし、部活動や習い事などもLINEでの連絡が主流となっています。スマホを使わないっていう選択はだいぶ厳しくなってますよ。

  3. レモンブーム のコメント:

    もちろんメリットが多いから普及するんでしょう。
    親世代はスマホがなかった時代を過ごしてきているからデメリットについてきちんと勉強しないといけないってこと。

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