ムダ毛処理の真相 良く聞くカミソリ処理の噂は本当か?

女性にとって切っても切り離せないムダ毛の処理。「剃ると毛深くなる」「カミソリ使用が肌ダメージにつながる」など、なんだか気になる噂を耳にして、カミソリによるムダ毛処理をためらってしまう方も多いようです。今回噂の真偽を教えてくれたのは、女性のムダ毛処理の方法やカミソリの使用方法に詳しい貝印株式会社の広報担当、高多さんです。さっそく聞いてみましょう。

 

剃れば剃るほど毛深くなるの?

カミソリでムダ毛を剃り続けると、だんだん毛が濃くなるって本当でしょうか?答えははずばり「NO」。
「剃ると毛が濃くなるという科学的な証拠はありません」ときっぱり。
ではそのような噂がある理由はなぜなのでしょうか。

「理由として挙げられるのは、毛が濃くなるタイミングとムダ毛の処理を始めるタイミングがほぼ同時だからです。女性は思春期になり、ムダ毛を気にし出す人が多いと思われます。と同時に、まずはカミソリで処理をするケースが最多なはず。剃る剃らないに関わらず、思春期に入るとだんだん毛は濃くなるものです」とのこと。

また、生えてから一度も処理をしたことのない毛は先端に向かうにつれて細くなっていきますが、カミソリで剃ったことのある毛は毛の断面が表面に表れます。毛として見える面積がその分広くなり、濃くなったように錯覚することも、その噂の一因のようです。

 

「逆剃り」は正解か否か


出典:https://tokubai.co.jp/news/articles/1701

テレビCMなどでよく見かける、脚の先から膝にかけてカミソリを走らせているシーン。この方法が「逆剃り」です。毛の流れは上から下に向かっているのが一般的なので、流れに逆らって剃る方法です。
「確かに逆剃りのほうが根元からしっかり剃ることができます」と、高多さん。ということは、剃り方として正解なのでしょうか。

答えはなんと間違いとのこと。逆剃りは肌にダメージを与える剃り方なので、推奨できないといいます。「シェービングは毛の流れに沿って行うことが基本中の基本です。逆剃りをしなくてもきれいに剃れる方法があり、それが”張り手”のテクニックを駆使することです」。

張り手のテクニックとは、カミソリを持たない側の手(右手でカミソリを持つ場合、左手)で剃る部分の肌を引っ張る方法。そうすることで毛が立ち、根元からきれいに剃ることができるそうです。

 

石鹸の泡を潤滑剤にするのは正しい?

体のムダ毛をカミソリで処理するとき、その場所になりがちなのはバスルーム。体を洗いながら石鹸がついたまま剃っている人が多いのではないでしょうか。肌を傷つけないために石鹸の泡をシェービングクリームの代わりにするこの方法、正解でしょうか。

高多さんのお答えは「100点満点中50点」でした。「何もつけずに剃るのは0点。それよりマシですが、正解ではありません」。カミソリをあてることで、ムダ毛だけでなく肌表面に残った古い角質も削られます。石鹸の泡は新しい角質がむき出しになった肌には刺激が強すぎるため、決しておすすめできないようです。

「肌をしっかり守るためには、クリームを塗るのがベスト。手持ちのボディクリームでもかまいません」。

 

肌が敏感な人のカミソリ処理はOK?

肌が敏感な人はカミソリでのムダ毛処理はしないほうがいいという説も耳にしますが、いかがでしょうか。

「肌に刃を当てる行為なので、肌への負担がまったくないというと嘘になります。そのため、肌が敏感な場合は処理の前後の肌のお手入れを入念にすることや、剃る周期を守ることなどを気にかけて、肌への負担が最小限になるようにする必要があります」。

肌負担を最小限に抑えるためのケア方法は以下の通りです。

♥毛穴が開いている入浴後のタイミングがベスト。クリームを塗り、毛流れに沿って剃ること。
♥同じ個所を何度も剃らない。よく剃れるカミソリを使うこと。
♥剃り終わったら保湿ケアをしっかり行うこと。

ムダ毛処理の真相 良く聞くカミソリ処理の噂は本当か?” への3件のフィードバック

  1. ガトーショコラ のコメント:

    カミソリ処理直後はわーいすべすべー!だけど一日経つともうポツポツ・・・いい加減脱毛すりゃーいいのにと思いつつ・・・。

  2. ちみっこ のコメント:

    ボディクリームを使うってのは浮かばなかった!今度安いのでやってみよう。

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